身体測定の目的は?なぜ毎年なのかねらいを知ろう!
身体測定の目的とは?項目のねらいは?
毎年の学校行事である身体測定では、
身長や体重などを測定しますが、
「そもそも身体測定で何が分かるの?」
「身体測定のねらいは何?」
というような考えをお持ちの方の為に
順番にご説明していこうと思います。
身体測定とは?目的はどんなねらいがあるの?
そもそも、身体測定とは?
みなさんご存知のとおり、身長や体重、胸囲、腹囲など、
計測器を使用して、各部を測定することで、
健康であるかの判断基準になります。
また、それにより、お子さんがどれくらい
成長したのかという発育や栄養状態を知ることができます。
身体測定で身長を調べる目的は?
身長は体重とちがい日々変化したりしないので、
子供の発育状態を知るうえでは、安定した指標になるので、
身体測定では身長を必ず計測します。
保育園・幼稚園での身体測定の目的とねらいは?
保育園児など、まだ小さい子の体力測定の目的は、
早期に障害を発見することが重要で、
保育園での身体測定にねらいはないでしょう。
幼稚園での身体測定では、それぞれ園によりますが、
・診察を受けるときに、泣かずに順番待ちする
・自分で服を脱ぐ、脱いだ服をきれいにたたんでしまう
・自分から検査を受ける
などを、身体測定のねらいとしているみたいですね。
学校での身体測定の目的とねらいは?
では、小学校、中学校、高校など学校での身体測定では、
どんな目的があり、ねらいがあるのでしょうか?
・生徒の身体の発育状態が正常であるか?
・ 疾病の有無はどうか?
・生徒の栄養状態はどうか?
ということが、学校での身体測定の目的です。
また、座高の測定結果から学校で使用する机や椅子が、
生徒に「ちゃんと合っているか」という
判断材料にされていましたが、
「座高の数値ではよく分からない」ということで、
「座高測定」は、平成27年度限りで廃止されました。
学校で受ける身体測定の項目は?
学校保健安全法の第11条~18条により、
小中学校や高校、大学での身体測定は、
毎年決められた時期に行うのが義務化されています。
定期健康診断の検査項目 (学校保健安全法施行規則第六条)
・身長、体重
・栄養状態
・胸郭の疾病及び異常の有無
・視力
・聴力
・眼の疾病及び異常の有無
・耳鼻咽頭疾患(じびいんとうしっかん)及び皮膚疾患の有無
・歯及び口腔(こうくう)の疾病及び異常の有無
・結核の有無
・心臓の疾病及び異常の有無
・尿