成長ホルモン注射の費用はいくら?保険制度も知りたい!
成長ホルモン注射の費用は?保険制度で安くなる?
お子さんが背が低くて、病院で診てもらったとします。
それで、病気が原因の「低身長症」であった場合、
ある特定の条件を満たせば、その治療費は保険が適用されます。
今回は、そんな低身長症の治療である、
成長ホルモン注射についての費用や制度をご紹介します。
成長ホルモン注射の費用はいくら?
低身長症の治療である成長ホルモン製剤は、
とっても高価なものですし、治療期間も長期なので、
月に何十万と薬代がかかります。
保険が適用でも、3割の負担ですから結構な
金額になりますよね!
金額の負担が大きい為に、お子さんの成長が気になるけど、
治療にふみきれない、ご家族の方も多いのではありませんか?
子供の低身長症!成長ホルモン療法には健康保険が適用される!?
先程ある条件を満たせば、保険が適用されると
いいましたが、成長ホルモン分泌不全症でいうと、
「低身長」の原因がこれらの病気によるものと認められた場合です。
・成長ホルモン分泌不全性低身長症
・SGA性低身長症
・ターナー症候群による低身長症
・プラダー・ウィリー症候群による低身長症
・ヌーナン症候群による低身長症
・軟骨異栄養症(軟骨無形成症や軟骨低形成症)による低身長症
・小児慢性腎不全による低身長症
そして、子供の身長の伸び率が、「-2.5SD以下」の場合です。
また、1年ごとに更新するのですが、
治療継続基準を満たしていなければいけません。
そして、成長ホルモン注射をうてる期間は、
男子で156.4cm、女子では145.4cmまでとなります。
これらの基準をクリアしていれば、高額な成長ホルモン注射を、
健康保険の適用で3割の負担で抑えられるのです。
成長ホルモン療法(注射)の費用負担制度は?
「高額療養費制度」
月に支払う医療費が、一定の金額を超えた場合に
超えた分の医療費が、3ヶ月後に戻ってきます。
対象は、本人だけでなく、同一世帯も認められます。
「小児慢性特定疾患治療研究事業」
国が設けている制度で、厚生労働省が定めた疾患で、
ある一定基準を満たした場合に適応されます。
有効期間は1年間で自己負担限度額を超えた治療費を、
都道府県が補助してくれます。
「乳幼児医療助成制度」、「義務教育就学児童医療助成制度」
あなたがお住いの各自治体によっては、
「乳幼児医療助成制度」や「義務教育就学児童医療助成制度」など、
医療費を補助してくれる制度がある場合があります。
成人の成長ホルモン注射費用はいくら?
子供の頃に低身長症と言われたが、治療せずにいて
成人で小人病などの低身長に悩む方がいますが、
成人の成長ホルモン注射費用はいくらなのでしょうか?
成人の場合では、保険が適用されませんので、
約300,000円とかなり高額でしたが、
2006年4月より、成人成長ホルモン分泌不全症の補充療法が、
認められたので、保険がきくようになりました。