子供の背が低いと低身長症!?身長伸ばす治療や方法は?

成長期のお子さんで多い身長の悩み!あまりにも背が低いと低身長症かもしれません。子供の低身長症の治療方法について、整体・手術など詳しく解説しています。

低身長症ホルモン注射の効果と副作用を検証!

低身長症は子供の背が伸びない病気!?

お子さんの身長が低い理由には、両親の背が低いなどの

遺伝はもちろん、生活環境によるものがほとんどですが、

まれに成長ホルモンの分泌が正常ではないために、

身長を伸ばせずにいる事があります。

 

このような病気が原因で低身長の場合には、

低身長の治療を受けることで身長を伸ばすことは、

十分に可能です。

 

 

身長が伸びない!低身長症の種類

 

・ホルモンの病気

 成長ホルモン分泌不全性低身長症

 甲状腺機能低下症


・低身長を伴う症候群

 ターナー症候群やプラダ

 ウィリー症候群


・骨の病気

 軟骨無形成症

 軟骨低形成症


・慢性腎不全性低身長症


・心疾患、腎疾患、代謝疾患、糖尿病


心理的要因

 愛情遮断症候群など


・体質的

 SGA性低身長、家族性低身長、特発性低身長


・思春期早発症に起因する低身長

 

 

ホルモンの投与で治療ができる病気

 

低身長症で成長ホルモンを投与することで、

治療できるのは、成長ホルモン分泌不全性低身長、

ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群、

慢性腎不全性低身長症です。

 

また、甲状腺機能低下症の治療では、

甲状腺ホルモンを投与します。

 

 

成長ホルモン注射!治療の効果は?

 

本人の病気や個人差にもよりますが、成長ホルモン注射を

始めた場合、初めの1年間に大きく治療の効果がでやすく、

身長の伸びは、1.5~2倍ほどになり、その後は徐々に

落ち着くものの、正常な値に近付いていきます。

 

ホルモン剤注射の種類と副作用は?

 

成長ホルモン剤には様々な種類があり、

ジェノトロピン、ノルディトロピン、ヒューマトロープ、

グロウジェクトなどがあります。

 

 

成長ホルモンは、分かりやすく言うと、

もとは私たちの体内でつくられているものです。

 

ですから、安全で、副作用はまずないと言えます。

 

しかし、稀にそれぞれの薬に副作用が起こりうる

という可能性がありますので、ご説明します。

 


・ジェノトロピン 

皮膚に赤い発疹ができる
頭痛、吐き気
疲れやすい
かゆみ


・ノルディトロピン

多量の汗をかく
頭痛、吐き気
関節痛
体の腫れ


・ヒューマトロープ

全身の痛み
関節痛
手のしびれ
頭痛、吐き気


・グロウジェクト

疲れやすい
手の震えや痙攣
体重の減少

 

 

これらが、低身長症ホルモン注射で

起こりうる、副作用の一例です。

 

また、治療する人の状態にもよりますので、

人により副作用が出ない場合もありますし、

どの程度でるのかもわかりませんので、

心配がある場合には、担当の医師にご相談ください。

 

 

低身長症のホルモン注射にも種類がある

 

実は製剤だけではなく、注射にも種類があり、

病院で使用している注射器での投与は、

「1ml注射器」を使用しています。

 

これに対して、自宅での注射は「ペン型注射器」で、

本人やご両親でも投与しやすく痛みも殆どありません。

 

 

成長ホルモンの注射はいつがいい?

成長ホルモンの注射はいつが良いかというと、

ほぼ、毎日行うのがいいでしょう。

 

それは、成長ホルモンは毎日分泌されるものなので、

成長ホルモンの注射も毎日が良いという事なのです。

 

そして、毎日少しずつ注射した方が効果が期待でき、

まとめて注射するよりも副作用が出にくいようです。

 

また、時間は何時が良いかというと、

夜間(22時~2時)に成長ホルモンは多く分泌されるので、

このことから、お子さんの寝る前にホルモン注射を

行うのがいいと言えます。